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はじめて売却をされる方へ-3

どんな業者を選べばいいのか?

この章では、不動産のプロである私が、
「もし自分の不動産を売却するなら、どんな業者に依頼するのか?」
そんな視点からお話ししたいと思います。

不動産売却を成功させるには、適した不動産会社を選べばいい・・・
と、理解しても実際にどう業者を選べばいいのか?

実は不動産会は同じように見えますが、得意分野が全く異なります。
いまから不動会社を整理しましょう。

不動産会社を分類すると・・・?

あなたが売却依頼を検討する業者は、売買物件の仲介業者です。
更に、この中で「土地、一戸建、中古マンション」などに分かれています。

不動産業者のタイプがわかったとしても、違いを見分けるのは難しいかも知れません。

大事なポイントは・・・
「不動産業者によってメイン業務が違う、得意なことが異なる」ということを前提に、
どのような物件を取り扱っているの会社なのかをよく観察することです。

もちろん、
賃貸専門業者が土地や一戸建ての売買を取り扱うことに法律上の問題はありません。
マンション専門業者が土地、一戸建ての売買を扱っても問題ないのです。

また、そのような業者に依頼しても、結果的にうまくいく事もあると思います。

たとえ・・・初めて土地や一戸建ての売買を仲介したとしても、
まだ不慣れな宅地建物取引主任者でも、営業担当者でも・・・

「問題ない物件」を取り扱った、という条件がつきますが・・・

仮に一連の手続きをこなせたとしても、
本来得られる価格よりも市場の価格以下(低い金額)で売却することも十分考えられます。

また・・・

不動産は金額も大きいので、トラブルや問題は起こりやすく、挙げて
いけばきりがありません・・・・
未然に事故を防ぐ目的で、国土交通省がトラブル事例をデータベース
でまとめているほどです。

また、問題が起こった場合に、不動産業者が責任を持つ業者ならよい
のですが、責任を持たない業者のケースも過去にあります。

例えば・・・

・引き渡しが終ってから買主に契約解除を出される。
・売主に対して損害賠償請求や訴訟を起される。

まとめると、マンション、土地、一戸建てを売却するのなら最低でも
売買をメインに取り扱っている仲介業者を選ぶというのが守るべき基本でしょう。
そして、その地域の取引に強い業者なのか、実績はあるのか?担当者の経験や知識は豊富なのか?
これらについて知っておくと良いでしょう。

大手業者か、中小業者か?
大手業者がよいのか、中小業者がよいのか?

よくこのような質問をお受けします。

結論をから言うと、会社の規模の大小はあまり関係がありません。
なぜ規模の大小はあまり関係ないといえるか?
このことについてお話しします。

不動産会社を取り巻く環境の変化

不動産の流通システムが整備されている現在では、業者間の情報に格差がなくなりました。
売却を依頼された不動産業者は、レインズという物件情報システムに登録をします。
登録すると、どの業者であっても物件情報を受け取ることができます。
不動産売却には3つの契約があります。
(「契約について」のページでこの3つの契約を詳しく解説しています)

・専属専任媒介契約
・専任媒介契約

この2つの契約の場合には物件情報システムへの登録義務があります。
依頼をうけてから一定期間内に登録をしなければなりません。

また、残りの契約形式、
・一般媒介契約
この契約には登録義務はありませんが、実際のところ登録する業者が多いのが現状です。
売却を依頼する業者の規模の大小に関係なく、同じ条件で業者間で情報が公開されています。

現状では、3つのどの契約でも物件情報の条件は同じです。

大手業者中小業者

大手業者、中小業者、ともにメリット、デメリットがありますが、
その両者の良い面を兼ね備えた会社が良い会社といえます。
また、どの会社でもそうですが担当者もポイントです。

あなたにとって良い不動産会社とは・・・?

会社の大小の規模よりも、販売に熱心に取り組んでくれるか?
新聞の折り込み広告、チラシ、ホームページ、オープンハウス、オープンルームなど、
購入を検討しているお客様への営業が熱心か?販売方法や販促活動が目に見えて分かりやすいことは
購入を希望される人へのアプローチに置き換えても同じと言えます。
地域特有の問題や情報に詳しいか?
遠い地域の業者が東京の物件を扱っても得意でないために売れ残る可能性が高いです。
地域の売買データベースを独自でもっている業者ならベスト。
さらに、地域の販売実績が豊富なら心強いといえます。
担当者のスキルが高く、熱心に対応してくれるか?
どんなことにでも言えますが、やはり担当者の熱心さは必要です。
あなたの物件に対して真摯に対応してくれるか?
経験があるか?極めて重要なポイントと言えます。
メールの対応が悪い不動産会社は避けること
物件を購入しようとしている人の多くがインターネットを利用しています。
購入希望者と業者の連絡は主にメールを利用しています。
メールの対応がよくない業者は、購入を希望している人達への対応も良くないと考えることが出来ます。
なので、メール対応が良くない業者は販売への対応が雑なので販売力もないのが一般的です。
同じように、ホームページの更新頻度が古いサイトや、使いにくいホームページも購入者が集まりません。
しっかりと、インターネットを使えて、購入者にとってアプローチできている業者を選びましょう。
営業姿勢や広告戦略が良い会社
しっかりと営業出来ている会社は多くのお客様を抱えているものです。
そのような不動産会社は、物件を多くの方に告知することができますので、
金額も相場にそった適正価格になり、早期の売却に繋がります。
高額査定と仲介手数料・・・
査定金額が高いところは何の根拠もありませんので、注意が必要です。
また、仲介手数料を安くしますを謳う会社も売却額が低いと意味がありません。
大切なことは、仲介手数料の額よりも、より高く、或いはより早く売却するために、
どのような販売広告活動や営業対応で取り組んでくれるのかという視点を持たれることが大切です。
買取り保証
事前に買取が保証してくれるかの確認を取っておきましょう。
不動産会社によっては買取が出来ない会社も多々あります。
もし一定期間内で買主が見つからなかったら、買取りを保証してくれる会社は心強いものです。
そのような会社は根拠をもった査定を価格を提示してくれているはずです。

いかがでしょうか?
このように、最も重要な部分を押さえていくことで、あなたの不動産は有効に売却することができるでしょう。

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